Case Study

事例・実績詳細

SUS(ステンレス)の黒染め

課題内容

SUSの黒染めができる業者が少ない、事業撤退してしまった。

SUSの黒染めは専用の薬剤を用いた浸漬処理による硫化物と酸化物からなる黒色の被膜です。
めっきや塗装に比べると安価と云わてきましたが、主成分の苛性ソーダの値上がりにより必ずしも安くなくなりました。
そのため、処理ができる企業も減少しており、当社へご相談を頂く機会が増えています。

提案内容

SUSにもいろいろな種類があります。大きく分けて、SUS3〇〇系(磁石に付かない)とSUS4○○系(磁石に付く)があり、加工法によっても種類が違ってきます。
黒染めに関してはSUS3〇〇系の方が染まりが良く、4〇〇系は光沢が落ちた染まりとなります。そのため、4〇〇系の黒染めはできる業者が少ないのですが、当社では4〇〇系のご要望にも対応しています。

SUSへの黒染めは、素材との化学反応による被膜ですので、めっきと違いほぼ膜厚はありません。(1μm以下程度)
黒色の被膜により防眩効果(外部からの光によって生じる眩しさを防ぐこと)を必要とする主に光学関係に使われます。

SUSの黒染め

導入した技術・処理

SUS303、SUS304、SUS316、SUS403、SUS410、SUS440などへの黒染め

メリット
・処理厚が薄い為、寸法精度の影響が少ない
・処理厚が薄い為、ステンレスの素材の質感を活かせる。素材なりの仕上がりになります。

デメリット
・酸化皮膜は膜厚が薄いため、めっき皮膜に比べると耐食性は劣ります。
・素材によって、微妙に色味が異なる

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