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電気めっき

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機能性を重視した
電気めっき

セルバの電気めっきは被膜の機能性を重視しております。被膜の物性を軟らかめにすることで、熱伝導性、電気伝導性、はんだ付け性などの機能面が優れた電気めっきを提供しております。

電気めっきと対応素材

セルバで行える電気めっきと対象素材の一覧表です。

処理の内容 セルバで処理が可能な素材
SUS 真鍮 アルミニウム 設備
許容サイズ
電気めっき ニッケルめっき バレル・ラック(1000×300×700h)
亜鉛
(光沢・半光沢)
バレル・ラック
亜鉛黄色クロメート(三価) バレル・ラック(600×300×700h)
亜鉛ユニクロ(三価) バレル・ラック(600×300×700h)
金めっき バレル・ラック(300×300×300h)
銀めっき バレル・ラック(400×400×400h)
錫めっき バレル・ラック(1000×300×700h)
銅めっき バレル・ラック(600×300×700h)

電気めっきの処理事例

過去に行った電気めっき実績の一例です。

各処理の説明

ニッケルめっき

ニッケルめっき

対応素材

各種素材

設備

ラック(600×300×700h)
バレル

目的・特徴

・比較的硬く、スポット溶接も容易のため防錆装飾を兼ねた部品のめっきとして適しています。
・わずかに黄色味を帯びた光沢のある銀白色のめっきです。
・酸化皮膜が安定しているため、耐食性に優れています。

使用例

通信機器・半導体部品、ネジ・ナット・金具類

亜鉛めっき

亜鉛めっき

対応素材

各種素材

設備

ラック(1000×300×700h)
バレル

目的・特徴

亜鉛めっきは金属を防錆する目的のめっきとして最適です。
亜鉛皮膜が犠牲となって腐食することで母材を錆などの腐食から守ります。さらにクロメート処理をすることで亜鉛皮膜自体の防錆力も向上します。
弊社の亜鉛めっきは2種類あり、それぞれに特徴があります。
酸性浴:鋳物・ステンレス・銅合金などの金属にもめっきが可能
アルカリ浴:均一電着性に優れ、筒形状の内側にもめっきが可能

亜鉛黄色クロメート CM2

亜鉛黄色クロメート

対応素材

各種素材

設備

ラック(1000×300×700h)
バレル

目的・特徴

亜鉛めっきの上にRoHS対応のために3価クロムに置き換えた有色のクロメート被膜を施す処理です。
クロメート3種の中で1番耐食性があります。
色調は水色~黄色~緑色~赤色など仕上がりが毎回異なることがあります。

使用例

金属部品など

亜鉛白クロメート(三価) 3価ホワイト 3価クリアクロメート CM1

亜鉛ユニクロ(三価)

対応素材

各種素材

設備

ラック(1000×300×700h)
バレル

目的・特徴

亜鉛めっきの上にRoHS対応のために3価クロムに置き換えた白色のクロメート被膜を施す処理です。
クロメート3種の中では耐食性がやや劣ります。
色調は白色~青みがかった光沢となります。

使用例

金属部品など

金めっき

金めっき

対応素材

各種素材

設備

ラック(300×300×300h)
バレル

目的・特徴

装飾用と工業用の2通りの目的があります。(ビッカース硬度170~200HV コバルト含有量0.03%)
装飾用金めっきは光沢ニッケルめっき上に行われ、金の優れた光沢と耐食性を向上させる為に行われています。
工業用は主に電子部品に使われ、特徴として
「耐食性が優れている」「経時変化による接触抵抗値の変化が小さい」「はんだ付け性、ボンディング性がよい」「導電性がよい」
といった特徴があります。
金の電気伝導性は、銀、銅に次いで優れていますが、金の表面に酸化被膜を作らない為に接点として多く使用されます。

使用例

コネクター リードフレーム 自動車電装部品 宝飾品 食器類
厚金めっき事例

銀めっき

銀めっき

対応素材

各種素材

設備

ラック(300×300×300h)
バレル

目的・特徴

主に電子部品へ金属特性を付与するために行います。装飾用としても使用できます。(ヌープ硬度100~150)
金属素材の中でも一番通電率(電気伝導率)が高く、熱伝導性が高い、はんだ付け性、ボンディング性がよいといった特徴があります。
欠点として、銀は白色の優美な外観ですが空気中で酸化されやすく茶色く変色してしまうこと、硫化物により黒く変色してしまうことがあるため保管方法に気を遣う必要があります。

使用例

コネクター リードフレーム 自動車電装部品 宝飾品 食器類

錫めっき

錫めっき

対応素材

各種素材

設備

ラック(900×300×700h)
バレル

目的・特徴

光沢有りと光沢無しの2種類の方法があります。
主に工業用めっきとして使用され、錫の融点が低いことから、錫単独、または他の金属との合金でハンダ付け性、電気的特性付与に適しています。
金属の中では柔軟性がよく、低毒性なので缶詰用鋼板や食器類にも用いられています。

使用例

バスバー 端子 コネクタピン類 銅合金素材の圧着端子

銅めっき

銅めっき

対応素材

各種素材

設備

ラック(600×300×700h)
バレル

目的・特徴

主に下地めっきとして用いられます。めっき全般に用いることで密着力が上がります。
ニッケルめっきの下地で耐食性の向上、電気伝導性の付与ができます。
スズめっきの下地で耐食性の向上、ウィスカーの成長を遅らせることができます。
また厚く銅めっきすることで(20~30ミクロン)浸炭防止目的としても使われます。

使用例

金属部品など

「短納期」「試作・小ロット」対応します

最短納期半日からの納期対応

大規模で自動ラインのある大手とは違い、セルバでは作業者が1人1職場を専任し、その日の作業を采配します。
生産ラインはフレキシブルに対応できるため、お客様の要望に合わせた短納期での納品が可能です。

部品1点~対応

小ロットに対応しやすい設備を有しており、部品1点~処理が可能です。
大量生産工場では取り扱いが難しい品もお任せください。

小さく量が多いものが得意

直径数cmのパーツでも高品質なめっき処理が可能です。
細かくて量が多いものはカゴ処理を致します。

高品質なめっき処理を提供

専任の作業者が高品質な処理を提供

セルバでは豊富な実績が蓄積されており、作業者も熟練の者ばかりです。
他社では処理が難しい黒染めも、まずはセルバへご相談ください。

◆資格 めっき技能検定特級:3名
めっき技能検定一級:1名
めっき技能検定二級:5名

キズなく、ムラなく、丁寧に

お客様からお預かりした品物は、作業者一人一人が細心の注意を払って取り扱います。
おかげさまでお客様からは、「質の高さが求められる処理はセルバにお願いしたい」
というありがたい言葉をいただいております。

納品までの流れ

お問い合わせアイコン

1.お客様からのご依頼

  • ・こちらのお問い合わせフォームよりご依頼ください。
  • ・図面やお写真なども併せてフォームより送信できます。

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2.お見積り

  • ・最短1日~
  • ・必要に応じて担当より詳細をお伺いさせていただきます。
  • ・メールまたはFAXでお見積り書を送付します。

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3.正式発注

  • ・注文書及び対象の製品を弊社宛にお送りください。
  • ※場合によっては試作を必要とする場合もございます。
    その際はあらかじめご相談させていただきます。

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4.めっき・表面処理及び発送

  • ・最短2日で処理いたします。
  • ・問題がある場合は連絡させていただきます。

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5.製品受け取り・確認

  • ・処理が完了しましたら発送させていただきます。
  • ・弊社にて直接お受け取りいただくことも可能です
  • ・納付書・請求書を同封します。
  • ・お支払いは銀行振り込みのみになります。

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ご質問やお見積り依頼などお気軽にお問い合わせください。

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